不育症|文京区 女医の産婦人科 茗荷谷レディースクリニック|妊婦健診

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不育症

不育症

不育症専門外来

当院は不育症専門外来を週2回(火曜午後、木曜午後)設けています。
患者さんの心情を考慮し、この外来では原則としてお子様連れでのご来院をご遠慮頂いています。このほかの日にも不育症の診療を受ける事はできます。
不育症の検査を希望される方は、妊娠の影響を避ける必要がありますので、流産後最初の月経が来てからの受診をお勧めします。

流産について

流産の頻度は年齢によっても異なりますが約15%です。つまり母体側に何も異常がなかったとしても、約7回妊娠するとそのうちの1回は流産してしまうのです。
妊娠した女性の約4割に流産経験があると報告されていますが、流産経験はなかなか他人に話さない人が多いですから、流産の診断を受けると「自分だけがどうして?」という気持ちをもつと思います。自然流産の原因のほとんどは赤ちゃん側の染色体異常による自然淘汰なのですが、「忙しくしていたから」「無理をしたから」とご自分の振る舞いを責めてしまう人が多くいらっしゃいます。周囲の人たちが何気なく、または励まそうとしてかけた一言が辛さに拍車をかけてしまうこともあります。
自然流産は私たち医療者も予防する事は出来ません。大きくなれない理由を持った赤ちゃんを治療する事はできないのです。だからといって、「仕方がなかった」とはなかなかすぐには思えません。一つの命を失った事実を十分に悲しむには時間が必要です。私も2度の流産経験があります。不育症の患者さんと多く接してきた私も、喪失感から立ち直るのにはやはり多くの時間がかかりました。妊娠が分かった喜びから、突然流産の深い悲しみへと感情が大きく揺れ動く辛さは相当なものです。その辛さを患者さんやその家族がきちんと受け止め、前を向いていけるように支えていきたい。それが私の願いです。

不育症とは

妊娠はするけれども、流産や死産を繰り返し、結果的に元気な赤ちゃんを得ることができない状態を不育症と呼びます。
一般的には2回以上連続した流産・死産があれば不育症と診断し、原因を探します。
また、元気なお子さんを出産したことのある方でも、その後に流産や死産を繰り返す場合は、続発性不育症として検査・治療を行う場合があります。

不育症と不妊症は違う

赤ちゃんを望んでいるのに、なかなか妊娠しない不妊症は広く知られるようになりましたが、妊娠はするけれど流産を繰り返す不育症はまだまだ認知されていません。

不育症の原因

先述したように妊娠初期に流産する原因の多くは赤ちゃん側、つまり受精卵の偶発的な染色体異常です。染色体異常による流産は年齢が高くなるほど頻度が増えます。このタイプの流産を治療したり予防したりするのは、難しいところです。
しかし、なかには流産を繰り返すリスク因子を持っている可能性があり、きちんと検査をしておく必要があります。リスク因子としては、子宮形態異常、甲状腺異常、血液凝固因子異常、夫婦どちらかの染色体異常、免疫機能異常などがあります。
ただ、リスク因子があるからといって100%流産や死産に至るわけではありません。
不育症と診断されても、そのうちの約8割の方はその後元気な赤ちゃんを出産されています。以前に検査された事のある方は、検査結果をご持参ください。
検査費用は一部保険が適用されますが、全部で相談料を含め6万円程度かかります。

不育症の治療法

不育症検査をして、原因がはっきりした方々には個々の異常に応じた治療法を選択します。まずは詳しく原因を調べてみましょう。
抗リン脂質抗体症候群による不育症に対してはヘパリン療法
(1日2回、ご自分で注射をしていただく治療です。)
血液凝固異常による不育症にはアスピリン療法が一般的ですが、これ以外にも免疫療法(ピシバニール療法など)やカウンセリング療法、ホルモン療法などを組み合わせて治療します。
 染色体異常による偶発的な流産が続いたと判断される場合や、原因が明確に特定できない場合には、薬剤を用いた特別な治療は行わずカウンセリングによる精神的な支援を行います。

不育症と前向きに向き合う

不育症と診断されても、元気な赤ちゃんに会える可能性は十分にあります。ただ、流産や死産を繰り返すことは、精神的に大きなダメージになることは事実です。
不育症のリスク因子に対する適切な治療と同時に、夫婦で互いに心のケアを行いましょう。不育症と向き合うには、パートナーをはじめ、周囲の支えも必要です。辛い気持ちを一人で背負い込まずに、ぜひ受診してください。


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